スマホを使っていると熱くなり電池の減りが早い場合があります。
これは気のせいではなく、ちゃんとした理由があるためです。
そこで今回は、スマホが熱いと電池減るのが速い理由をお伝えいします。
スマホが熱いと電池減るのが速い理由
現在のスマホには『リチウムイオンバッテリー』と云われる充電式電池が搭載されています。
このリチウムイオンバッテリーは、現在あるバッテリーの中でもトップクラスの性能を誇っています。
事実、ノートパスコンやタブレット、ハイブリットや電気自動車の駆動用バッテリーにまで使われています。
そんなリチウムイオンバッテリーですが、温度変化に弱いという欠点があります。
リチウムイオンバッテリーには『動作温度範囲』があり、この温度範囲外で使用すると極端な容量低下やばってりー自体の劣化を早めてしまうのです。
参考:リチウムイオン電池の紹介 | LED照明製造・販売・開発・OEM・ODM (株)グッドグッズ
またリチウムイオンバッテリーは急激な温度変化を嫌います。
そのため暑い時にスマホでゲームなどのアプリをやってCPUに負荷がかかっているときは、普段よりも電力消費が多いのに、CPUの発熱によってスマホ自体が熱くなることによってリチウムイオンバッテリーの電池減るのが速くなるのです。
スマホが熱い状況で電池減るのが速い時の対処
もし暑い状況でスマホの電池消費が速いと感じるのであれば、そんな時は一度スマホの電源を切って涼しいところに直射日光の当たらない涼しいところに10分ほど放置してみましょう。
たかが電源を落として10分と思うかもしれませんが、実際のところはかなり熱が逃げます。
もし電話などの関係で電源を切ることができない時は『省エネモード』を有効にして必要以外に操作しないことでも大丈夫です。
省エネモードを有効にすると、必要な通信以外は行われなくなることと、CPUが低負荷状態に切り替わることによって発熱が抑えられます。
その効果によってスマホの熱を徐々に下げられるため、結果としてリチウムイオンバッテリーをあまり傷めずに動作温度範囲まで下げることができます。
スマホが熱いと電池減るのまとめ
今回はスマホが熱い時に電池減るのが速い理由と対処方法をお伝えしました。
リチウムイオンバッテリーは現在のところ性能がトップクラスです。
ただ温度については非常にデリケートなため、使い方を誤ると劣化速度を速めたり最悪爆発の危険性があります。
ですので安全に使うためにも、適切な温度範囲内で使うことが求められます。