スマホやデバイス、サービスのパスワードは増えると覚えるだけでも一苦労ですが、あるコツさえ踏まえると簡単に記憶できてしかも忘れにくいパスワードが作成できます。
今回はそんなパスワードの作成方法をお伝えします。
スマホのパスワードを記憶できていますか?
スマホをはじめ、パソコンやサービスを利用する上で登録必須となっているのがパスワード。
あなたの個人情報を守ってくれる砦的な存在ですが、桁数を多く且つ複雑なものにしてしまうとパスワードを記憶するだけでも大変です。
インターネットでパスワード作成ツールを使ったりパスワード管理ツールを使用すれば、複雑なパスワードを作成することはできます。
しかしそのパスワードも忘れてしまっては意味がありません。
また付箋に書いて貼り付けておく、データとして保存しておく方法もありますが人に見られてしまってはこれまた意味がありません。
できればあなただけが記憶できるパスワードが良いですよね。
パスワード記憶のコツは作成にあった!
そんなパスワードですが、コツとしてはパスワードの作成段階にあります。
ここからは具体的にその方法をお伝えします。
例えばあなたが車が好きな場合で、車関係のスマホのサービスで使用するパスワードを作成する場合で考えてみましょう。
はじめに車を購入した店舗をイメージします。
次にその店舗の住所を確認します。
例えばその店舗の住所が
『東京都台東区上野5丁目1番10号』
だったとします。
これをローマ字に一度変換します。
このようにします。
これを分かりやすいところで区切り、最初の文字を使用するのです。
例えば
これで複雑なパスワードが完成します。
またもっと桁数を増やすのであれば店舗名と購入車種、ナンバーを入れれば桁数が増えます。
例えば
太郎自動車 上野店でアルファードを購入しナンバーは足立502 め 31-21であれば
Tarou Jidousya Ueno-ten,arufa-do,No.Adati-502.Me.31-21
これを区切ると
Tju-t,a,No,A-502.M.31-21
こんな具合です。
これを先ほどのパスワードと合わせると
T-t.T-k.U.5-t.1-b.10g,Tju-t,a,No,A-502.M.31-21
となり46桁のパスワードが作成できます。
このパスワードはあなた以外の他の人が見ればもはや暗号です。
しかしその意味を知っているあなたからすれば、ちゃんと理解できるのです。
スマホのパスワードを記憶することは暗号文を作ると同じ事
このように、パッと見ただけでは何のことだかわからないただの文字列でも、なにか理由をつけることで解読できるようになることは実は現在インターネットで使われている暗号化の技術と理屈はほとんど一緒なのです。
例えばAさんがBさんに次のメールを送ったとします。
『さあぬつひ』
これでは何のことだかわかりませんよね。
ですがAさんとBさんは事前に『メールをするときは50音順で1文字ずつずらして送る』と通り決めをしていたとしたらどうでしょうか。
さ⇒こ、あ⇒ん、ぬ⇒い、つ⇒ち、ひ⇒はとなり
つまり『さあぬつひ』は『こんにちは』となるのです。
現在のインターネットはこの理屈で暗号化の解読を複雑にするキーワード(暗号化キー)を複雑にして通信経路上で傍受されても解読できないようにしているのです。
スマホのパスワードを記憶できる意外と簡単な方法のまとめ
パスワード作成と聞くと『難しい』『面倒くさい』といったイメージを持つことも少なくありません。
またそれを覚えていられる保証はどこにもありません。
ですが、自分だけしかわからない事柄をもとに作ると複雑で簡単にパスワード作成を行うことができます。
ぜひあなたも一度自分の事柄に合わせて、忘れにくいパスワードを作ってみてください。