【TikTok(ティックトック)】アルゴリズムの仕組み!公式には発表されていないルールを解説

TikTok

TikTokerにとってTikTokに投稿・公開した動画はどれだけの人に閲覧されるかとても重要なことですよね。

そこでTikTokのアルゴリズムの仕組みと公式には発表されていないアルゴリズムのルールについてお伝えします。

TikTokのアルゴリズムの仕組みについて

TikTokにおいて検索した時に利用されるアルゴリズムについては、現在公式に発表されてはおりません

また今後についても発表されることはないものと考えられます。

公式には発表されていないTikTokアルゴリズムのルール

一般的にアルゴリズムが公開されてしまうと、アルゴリズムに則ってキーワードなどを設定してしまえば誰でも小手先のテクニックだけで上位表示を行うことが可能になります。

そうなってしまうと、コンテンツの質という面では内容が薄かったり、面白みがなかったりはたまた役立つ情報ではないものが上位表示してしまい、結果として検索したことに対して知りたい情報を求めているユーザーにTikTokとして提供することことができなくなってしまいます

そうならないようにするために、TikTokは日々アルゴリズムに変更を加えて、検索したユーザーが納得できるコンテンツや楽しんでもらえるコンテンツが表示されやすくするため、また公平性を期すために公式にはアルゴリズムの仕様やルールを公開してはいないのです。

ただ、そうは云っても一般的には多数のアルゴリズムがあり、大まかに加算式アルゴリズム減産式アルゴリズムの2つに分けることができると考えられています。

加算式アルゴリズム

加算式アルゴリズムとは言葉の通り、動画コンテンツに評価を数値化して加点していく方法です。

平均再生時間

動画の平均的な再生時間のことです。

具体的にはある30秒の動画を100人が20秒間再生したとなると、その動画の平均再生時間は20秒となります。

平均再生時間が長い=視聴ユーザーの満足度が高いことを意味しているので、評価に対しては加点の対象と考えられます。

再生完了率

動画を最後までどれくらいの人が再生したかという指標です。

例えば、30秒のある動画を100人視聴してその全員が30秒間すべて再生すると再生間料理は100%ということになります。

『再生完了率=最後まで視聴してくれた人数/動画の総視聴者数』で求めることができます。

再生完了率が高い=動画コンテンツとしての質が高いことを意味しているので、評価に対しては加点の対象と考えられます。

いいね率

投稿した動画に対して視聴者がいいねしてくれた割合です。

いいねは動画をユーザーが視聴している画面でハートマークをクリックまたはタップすることで行えます。

そのいいねされた数が多ければ多いほど評価に対しては加点の対象と考えられています。

またいいねについては加算式アルゴリズムの中でも、特に重要度が高いと思われます。

理由としては、いいねがユーザーが視聴している動画に対して直接アクションをしているからです。

平均再生時間や再生完了率は、所謂ながら見でも最後まで再生が行われれば評価の対象となります。

しかしいいねについては、いいねをすると云うアクションが絡むわけで、云わばアクションするほど価値がある動画と考えることができるからです。

ただ視聴側のユーザーには、いいねすることにはブックマーク的な意味合いもあるみたいですので本当のところは正直わからない部分です。

ただアクションが絡むという点から考えれば、ユーザー評価としては意味があることと考えることができます。

コメント率

視聴したユーザーが動画に対してコメントしてくれた割合です。

コメントにも好意的または否定的とありますので一概には云えないのですが、コメントを貰えることに関してはアクションが絡むので評価の対象としての加点は高いと考えられます。

またコメントをするにはユーザーは動画を視聴しなければならないため、平均再生時間や再生完了率にも関わってくるものと考えることができます。

具体的にはコメントを買い着込んでいる最中に動画を再生していれば、平均再生時間と再生完了率が上がる可能性が考えられます。

シェア率

動画が他のSNSや媒体に拡散されて掲載されているかの指標です。

他の媒体やSNSで掲載されて再生されれば、それだけ質の良い動画と云うことになります。

そのため動画がどれくらいシェアされているかをTikTokは計測している可能性があります。

さらにSNSや他の媒体など掲載先で再生された数は平均再生率や再生完了率にカウントされていると考えられているので、シェアされれば急激的評価が高くなる可能性も考えられます。

ダウンロード数

動画がダウンロードされた回数になります。

TikTokではダウンロードできる動画もあり、ダウンロードすればオフラインでもその動画を楽しむことができます。
【TikTok(ティックトック)】ダウンロード!PCで動画をDLしたり見たりする方法

そのため動画のダウンロード数は評価の対象になっていると考えられます。

しかしダウンロードされた動画については視聴されてもそれは計測することができないため、ダウンロード自体は評価対象ですがその後については評価の対象にではないと考えられています。

プロフィール閲覧率

プロフィール閲覧率とは動画を作った人、つまり動画制作者のプロフィールページへのアクセス数です。

視聴ユーザーとしては『この動画を作ったのはどんな人だろう?』と疑問を抱きます。

検索の主な目的は『疑問の解決』ですので、その解決の1つとしてプロフィール閲覧率も評価の対象と考えられています。

フォロー率

フォロー、フォロワーの関係を割合で表した指標です。

フォロワー/フォロー=フォロー率

この計算式で算出することができます。

一般的にはフォローしている方よりもフォロワーさんが多い方が良いとされています。

しかしそのフォロワーさんの中には、使っていないのにフォローしている所謂『幽霊アカウント』も少なからず存在しています。

そのため、TikTokではそのような幽霊アカウントを分けるために、アカウントへのログイン回数やログイン履歴などをカウントしているのではないかと思われます。

したがってやみくもにログインされていれば良いということではないと考えられます。

減産式アルゴリズム

減産式アルゴリズムとは先にお伝えした加算式アルゴリズムの逆で、動画コンテンツに評価を数値化して減点していく方法です。

例えるとすると、自動車運転免許証の交通違反点数が分かりやすいと思います。

交通違反を繰り返して累積点数が25点以上になると、元々ある25点を上回るため免許取り消しとなります。

減点式アルゴリズムとは、そのようなイメージで評価されます。

視聴維持率

視聴者維持率とは最初から最後までどれくらいの視聴ユーザーが再生したかという指標になります。

視聴者維持率=動画が再生された時間/動画

この計算式で算出することができます。

30秒の動画を例にすると

  • 30秒再生=30/30=1
  • 20秒再生=20/30=0.666・・・・
  • 15秒再生=15/30=0.5
  • 10秒再生=10/30=0.3

このような感じで算出されます。

最初に例に挙げた

30/30=1

この1と云うことは100%になります。

従って視聴者維持率が100%と云うことは、30秒の動画を視聴した全員が30秒間フルに閲覧し、途中離脱者がいなかったことを表しています。

ですので動画制作するときには、視聴者維持率が下がらないようにすることが大切です。

他の媒体への誘導

TikTokも所謂プラットフォーマーなわけですから、TikTokに投稿した動画を介して他のサイトやSNSなどに誘導してしまうと減点の対象となってしまうことが考えられます。

ですので、もしご自身で運営している他のサイトやSNS、物販サイトへ誘導するのであれば注意が必要と考えられます。

興味ありませんがされる割合

興味ありませんはいいねの逆と考えれば分かりやすいと思います。

こちらは質の悪い動画という視聴ユーザーの意思表示です。

その意思表示を行うアクションが絡むわけで、云わばアクションするほど価値がなく質の悪い動画と考えることができるからです。

TikTokのアルゴリズムは公式に発表されていない理由とは?

TikTokのアルゴリズムについては現在公式には公開されていません。

また今後についても公開されることはないだろうと思われます。

その理由としてはアルゴリズ自体が検索エンジンの要として機能していることとアルゴリズムの仕組みを悪用されてしまうと、検索エンジンとしての質が低下してしまうためです。

アルゴリズムで設定されている仕組みやルールは検索エンジンの要

TikTokでは検索やおすすめの動画を表示するためにアルゴリズムが使われているものと考えられます。

このアルゴリズムの仕組みやルールはサービスの要と考えることができます。

もしアルゴリズムが不適当であれば視聴ユーザーに適したおすすめを表示することはできません。

また検索した際にも、検索キーワードに適した動画を表示することができなくなってしまいます。

そうなると、サービスを提供しているByteDacやプラットフォームであるTikTokの信頼・信用に傷がつくことになりかねません。

そのためアルゴリズムの仕組みやルールは検索エンジンの要とも云えるのです。

ルールや仕組みを悪用すると求めている答えを提供できない

アルゴリズムの影響力についてはご理解いただけたと思います。

ではアルゴリズムのルールや仕組みを悪い方に利用してしまうとどのような影響があるのかお伝えします。

簡単に上位表示ができる

まずアルゴリズムを悪用してしまうと、いとも簡単に上位表示ができてしまうことです。

これは極端な例になりますが、投稿した動画が料理の作り方に関する動画であったとします。

ですがアクセスがあまり集まらないからと、TikTokで界隈で人気があるHOTな話題のダンス動画にタイトルを変更して投稿すれば実際には料理の作り方であるにも関わらずダンス動画を検索した時に表示されるようになるのです。

ですが視聴ユーザーが求めているのはダンス動画であって料理の作り方動画ではありません。

このミスマッチが起こるとプラットフォームであるTikTokに傷がつくのです。

質の悪い動画が評価されてしまう

動画は娯楽の一面もありますが、役立つ動画やためになる動画というのも存在します。

ですが、その役立つ系やためになる系の動画が内容としては薄かったりコンテンツとしてダメな動画であった場合に、その動がおすすめや上位に表示されてしまうと正当に評価されているとは云えず、視聴ユーザーが求めている動画を探すのに時間を浪費してしまいます。

検索エンジンの使命とは『求めている情報にいち早くたどり着けるようにして問題の解決に貢献する』ことです。

もし質の悪い動画で検索結果やおすすめが占領されてしまえば、この検索エンジンとしての使命を果たすことができなくなってしまいます。

TikTokでアルゴリズムの仕組みが公式には発表されていないルールのまとめ

アルゴリズムの仕組みやルールと一口に云っても、その条件は1つではなく数百程度と云われています。

そのため検索キーワードやランク付け、おすすめなどに使用されるアルゴリズムは少なからずイレギュラーも起こりえることも考えられます。

それにアルゴリズム自体が視聴ユーザーに合うようにTikTokでは日々少しずつ変更を加えています。

さらに、日夜膨大な数の動画がTikTokにアップロードされているので、前日におすすめへ表示されていた動画が今日になって表示されなくなってしまったと云うようなことは日常茶飯事です。

しかし確実に云えることは、動画の質が高く視聴したユーザーを満足させられるかどうかです。

もしあなたが動画制作ユーザー側であれば視聴ユーザーに満足してもらえる動画を制作し続ければ、おのずとTikTokはあなたの動画を評価してくれるようになりますよ。

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