パソコンのIPアドレスが公開されても大丈夫なのか?

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パソコンを使ってインターネットに接続していると、セキュリティソフトなどで『あなたのIPアドレスが公開されています』と表示を出すことがあります。

このIPアドレスは何なのか、公開されても大丈夫なのかについてお伝えします。

パソコンのIPアドレスが公開される理由とは?

パソコンに限らずスマホやタブレットをインターネットに接続していると、必ずIPアドレスというアドレスが必要になります。

具体的にはGoogle Public DNSの場合

IPv4の場合:8.8.8.8
IPv6の場合:2001:4860:4860::8888

このように表示されるアドレスです。

このIPアドレスですが、よく例えに用いられるのはインターネット上であなたのデバイスを特定する住所のようなものです。

パソコンなどは、このIPアドレスを頼りにネットワーク上に存在している膨大なデバイスの中から通信先のデバイスを見つけて通信を行うようになっています。

そのためインターネットでは、なくてはならない存在なのです。

パソコンのIPアドレスは公開されても問題ないのか?

IPアドレスはネットワーク上の住所のようなものなので公開されても大丈夫なのでしょうか?

住所的なものが公開されてしまうと不安になりますよね。

ですがIPアドレスは住所的なものであるだけで公開されても全然大丈夫なのです。

それはIPアドレスで調べられるのは、あなたがどのプロバイダーを使用しているかまでです。

これを例えると

あなたは○○県△△市□□区♢♢丁目☆☆番地××号という住所に@@ $$さんという名前で住んでいたとします。

この住所と名前に該当するIPアドレスは123.123.123.123だとします。

ここであなたの住所に該当IPアドレス(123.123.123.123)を調べたところで、特定できる範囲としては○○県▽▽市□□区程度までなのです。

また○○県▽▽市□□区に住んでいる人ということで、番地が特定されているわけでもありませんしあなた個人の名前(@@ $$さん)も特定できません。

つまり通信相手から分かる範囲は○○県▽▽市□□区に住んでいる誰かと通信したという情報であり、もしかしたら□□区内の%%さんや&&さんかもしれないということなのです。

またこのIPアドレスは通信しているルータの再起動などにより変更される場合があるので、@@ $$さんは○○県▽▽市□□区内を頻繁に引っ越ししている可能性もあるということにもなりえるのです。

ただし、いくら個人を特定することはできなくても、掲示板での荒らし行為や不正アクセスなどの犯罪行為を行えばプロバイダ責任制限法の発信者開示請求に基づき、あなたの情報が開示される場合があるので不正行為は絶対に行わないでください。

パソコンのIPアドレスが公開されるメリット

IPアドレスが公開されることでメリットもいくつかあります。

迷惑メールの発信者特定

メールには送信されたサーバの情報や経由したネットワーク情報が記録されています。

その記録を辿れば、いつどのプロバイダから送信されたか分かるので、配信停止依頼を行うことができます。

WEBサイトでの閲覧ユーザのおすすめ情報発信

IPアドレスで大まかな地域情報までは分かりますので、そのメリットを活かしてあなたにその地域のおすすめ情報を提供できます。

インターネット不正ログイン検知

IPアドレスからは契約しているプロバイダーなどのネットワーク情報が分かるので、いつも利用しているネットワーク環境以外からのアクセスがあった場合は不正ログインとして検知できます。

WEBサイト運営でのユーザー情報識別

WEBサイトを運営していて、そのネットワークからの接続ユーザーが多いかなどを判断できるのでそれに合わせてサイト運営者は情報発信する際に参考にできます。

パソコンのIPアドレスが公開されても大丈夫なのかについてのまとめ

IPアドレスは、現在のネットワーク上で通信を行うにあたってなくてはならない存在です。

ですが、そこから導き出せる情報には名前などの個人を特定できる情報はありませんし、個人特定をするにはプロバイダーなどのネットワーク事業者の開示請求が必要になります。

IPアドレス意味がわからないと、急に『IPアドレスって何?個人情報が含まれているの』といった恐怖心になってしまいますが、そんなことは無いので安心してください。

それにひるまずに楽しいインターネットライフを送ってください。

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