パソコンを使ってないのに充電減るのはどうして?長持ちさせる方法は?

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ノートパソコンでシャットダウン前に完全充電したのに、次に起動したときにバッテリーが減っていることがあります。

そこで今回はシャットダウンしているのにバッテリーが減ってしまう原因をお伝えします。

パソコンを使っていないのに充電が減る原因は?

パソコンを起動しいていないのに充電が減ってしまう原因として、

  • 自然放電
  • 温度変化の激しい環境下にある
  • バッテリーが劣化している
  • 完全シャットダウンされていない

以上の4つが主に考えられます。

自然放電

バッテリーをいくら満タンに充電してその後に使わなかったとしても、徐々にですが自然と放電されてしまいます

そのため長期間使わずとも、起動したときたときには減っていたということはあり得るのです。

温度変化の激しい環境下にある

現在のノートパソコンにはリチウムイオンバッテリーと云われる種類のバッテリーが搭載されています。

このリチウムイオンバッテリーはバッテリー容量が大きく高出力に耐えられる利点があります。

そのため

  • ノートパソコンのバッテリー
  • スマートフォンのバッテリー
  • タブレットのバッテリー
  • 停電時にサーバ機を安全にシャットダウンさせるために使われるUPSのバッテリー
  • 電気自動車やハイブリットカーの駆動用バッテリー

といった具合に私たちの身の回りや生活を支えるために使われている現在最もポピュラーなバッテリーです。

ですが温度変化に弱いという難点があります。

リチウムイオンバッテリーは、化学変化を利用して充電・放電を行うため使用に最適な温度範囲が決まっています。

この温度範囲内であれば最高のパフォーマンスで利用できますが、範囲外の温度になるにつれて充電・放電時に利用している化学変化が起きにくくなってしまうためバッテリーとしての性能が落ちてしまうのです。

例えば、冬に暖かい部屋でスマホを充電して満タンにしたとします。

次の日、外出先でスマホを利用する時にバッテリー残量がいつもと比べて減っていることがあると思います。

この原因が先ほど述べた理由だからです。

また炎天下時にスマホを使おうとすると『高温注意!』と表示されるのもこのためで、内蔵のリチウムイオンバッテリーを保護するために働く機能によるものです。

参考:iPhone や iPad が高温または低温になりすぎた場合

バッテリーが劣化している

現在のノートパソコンに搭載されているバッテリーの殆どはリチウムイオンバッテリーです。

このリチウムイオンバッテリーの温度環境については前章で説明しました。

ですが、もうひとつリチウムイオンバッテリーのデメリットがあります。

それがバッテリーの劣化です。

これはリチウムイオンバッテリーだけでなくバッテリー全般にいえることですがバッテリーには寿命があり、仕組み上使えば使うほどバッテリーに充電できる容量は徐々に減っていきます

これはスマホの電池持ちが悪くなるのをイメージしてもらえば理解できると思われます。

新品のスマホは大体2日程度充電しなくてもバッテリーを持たせられますが、3年程度も使えばかなりバッテリー持ちが悪くなります。

理由は充電・放電を行う度(主に充電時)にバッテリーが劣化していくからです。

そのためバッテリーに蓄電できる容量が減ってしまい、結果としてバッテリー持ちが悪くなります。

完全にシャットダウンされていない

Windows8で導入され、現在ほとんどのWindows搭載パソコンでは高速スタートアップ機能が標準で設定されています。

この高速スタートアップ機能とは次回パソコンを起動したときに完全にシャットダウンされた状態よりも短時間で起動できる機能です。

言い換えると高速スタートアップ機能が有効になっていると、完全にシャットダウンしている訳ではないので少なからずノートパソコンのバッテリー電力を消費している状態になるのです。

毎日ノートパソコンを電源に接続して充電するのであればそこまで問題になりませんが、たまにしか起動しないノートパソコンの場合は影響がある可能性があります。

パソコンを使ってないのに充電が減るのを防ぐ方法

これまでお伝えしてきたようにパソコンを使っていなかったからと云って、シャットダウンした時の蓄電状態を永久的に保てるわけではありません。

これは搭載されているリチウムイオンバッテリーの仕組みやパソコンの起動をスムーズにするために仕組み上、致し方のないことです。

ですが、バッテリー劣化を防ぐことが完全にできなくともバッテリーの寿命を延ばすことは可能で、それにより少しでも自然に充電が減るのを防ぐことは可能です。

例えば、急激な温度変化を与えないだったり過充電しない(現在はバッテリーの寿命を延ばすために過充電防止対策が施されており電源に接続しっぱなしにしても過充電になることは殆どありません)ことです。

パソコンを使ってないのに充電が減るのまとめ

今回はパソコンの充電やバッテリーについてお伝えしました。

バッテリーは消耗品であって、いつまでも新品並みのパフォーマンスを保てるわけではありません。

ですが、使い方をちょっと工夫すれば寿命を延ばして蓄電容量を伸ばすことは可能です。

私たちの生活がバッテリーによって快適になったように、バッテリーにも快適な環境で無駄に充電が減るのを少しでも防ぎたいですね。

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